2011年5月2日月曜日

■5月2日深夜~翌朝 【手紙の発見】

52日深夜(53日未明)。妻の返答に釈然とせず寝付けなかった私は
妻の鞄にある手帳を見てしまう。そこには男からのラブレターが2通綴じてあった。
1通目はメモ用紙1枚程度の小さいものだった。
妻に対する抑えられない感情があるといった内容が書いてあった。
最後に名前(S)。日付等はなし。

2通目はA4サイズ2枚。
内容は、15年前に一度別れた後、まためぐり合えた。君の事を幸せにする。
配偶者がいるのかどうかは特に記載はなかった。最後に名前(S)。日付等はなし。

15年前に一度別れた」で私の中である人物が思い浮かぶ。
15年前は私も妻も既に付き合っていたのだが、一度浮気をされたことがあった。
その人物はドラッグストアに勤務する「S」、妻の中学時代の同級生のようだった。
ただその時点ではハッキリとした確証はなかった。

そのまま妻を起こし、手紙をテーブルに置き問いただすと、
ハッキリと返答はせず黙り込んでしまった。どうしてこの手紙を受け取ったのかと聞くと
急に職場を訪れたストーカーみたいな人物と言う。
私が、急に職場に来てこの手紙の内容にはならないと聞くが要領を得ない返答だった。
妻は「この件と今回の離婚は全く別問題」と繰り返した。
私が手帳を盗み見たことにも腹をたて、明日にでも家を出たいぐらいの気持ちと言う。
私は今までの妻の態度がそうさせた。実際に手紙も出てきたと言う。
そのやり取りを繰り返した後、私から「この手紙を捨てられるか?」というと
妻は「燃やして捨てる」と言い、台所で燃やそうとしたときに、
手帳から何か別の紙も取り出して捨てようとした。
私はその紙が非常に気になり妻から奪い取る。その紙は「勤務予定表」だった。
それはドラッグストアの従業員のシフト表で従業員名の一番上に「S」とあった。
この時にこの男は15年前一度妻(当時の彼女)と浮気した「S」と同一人物と確信する。
妻にあのときの「S」かと質問しても否定せず黙ったり曖昧な返答だった。
これは不倫ではないかと聞いてもやはり黙ってしまった。

勤務表以外のラブレターは燃やして捨ててしまった。